インターネット
Posted by someone on July 9, 2010
インターネット(Internet)とはインターネット・プロトコル技術を利用して相互接続されたコンピュータネットワークを指す語である。略してネット(Net)とも呼ばれる。
概説
発祥のアメリカなど英語圏において広義(an internet)では複数のコンピュータネットワークを相互接続したネットワークである。狭義(The Internet、The Net)では、広義のインターネットのうち、特に地球規模で広く相互接続されているネットワークの呼称である。現在のところ唯一無二のため、固有名詞として扱われる。日本において一般名称としてインターネット(Internet)と呼称する場合は狭義(The Internet、The Net)の意味となる。
インターネット2(Internet2)とは今のところ広義のインターネット(an internet)に属する。インターネット2は米国が標準的なプロトコルとして採用し、全世界的にまた一般的にも普及するようになった。
管理と経緯
インターネットにおいて一般的に利用される各種の技術や管理制度は歴史的経緯から一般に公開されているものが多い。インターネット上においては特定の集中した責任主体は存在しない。全体を1つの組織・ネットワークとして管理するのではなく、接続している組織が各ネットワークを管理する建前となっている。事実上の管理主体(ICANN、IETFなど)はあるにしても、それは接続している組織・ネットワークの総意として委任されていると言う建前になっている(国際的に中立的とされ、また一部は国際機関による管理もある)。それはインターネット・プロトコルの開発においても同様であり、RFC(Request for Comments)に具体化される。ただし、ICANNは非営利団体ながらも米商務省の傘下にあり、国際問題となっている。
インターネット接続が難しかった時代には、UUCPによる研究機関・大学や一部の企業などの間でのメール・ネットニュースの交換が多くみられた。専用線が高価だったための苦肉の策である。その後接続コストの低下に加え、World Wide Web(WWW)の流行、さらにパソコン向けOSのインターネット接続対応により、一般的ユーザへも爆発的な普及を見るに至った。
商用のインターネット利用についてはまだ歴史が浅く、概ね1990年代後半に入ってからである。2000年代初頭までは個人向け接続サービスの大半は低速なダイヤルアップ接続であり、従量制の課金が多くみられた。定額のブロードバンド接続サービスが低価格で提供され,爆発的に普及しはじめたのは2001年になってからであった。同時期に携帯電話でもインターネットへの接続サービスが提供されるようになり、携帯電話でのインターネット接続も一般化する。しかし、セキュリティに関する仕組みが現行のインターネットのプロトコルに組み込まれていないために、コンピュータウイルスの感染や不正アクセスなどの問題が後を絶たず、アプリケーションレベルで様々な対策が行われている。最近ではセキュアなネットワークを目指した新しい仕組みを作る動きも見られる。
プロトコル
インターネット・プロトコル(IP)はインターネット上の通信に用いられる基本プロトコル(ネットワーク層(レイヤー))であり、その上にトランスポート(転送)層、さらにその上にアプリケーション層のプロトコルを組み合わせて用いる。転送プロトコルにはTCPやUDPなどがあり、アプリケーション・プロトコルにはWWWで用いられる HTTP、ネットニュースに用いられる NNTP、チャット(IRC)、ファイル転送(FTP)、ストリーミングなどさまざまな利用方法に伴うプロトコルが存在する。これらのプロトコルの定義の多くは RFC として公開されている。
インターネット・プロトコルは狭義のインターネット(The Internet)だけに使われるプロトコルではなく、例えばインターネット・プロトコルや周辺技術を、企業内等のローカル・エリア・ネットワーク(LAN)環境で応用したものはイントラネットと呼ばれる。なお、イントラネットを相互接続したものはエクストラネットと呼ばれる。
IPアドレス、ドメイン名
IPにおいては基本的に通信するコンピュータごとに(厳密には機器のインターフェイスごとに)、唯一無二の「IPアドレス」と呼ばれる固有番号を割り当てられることが通信時の前提となっており、IPを採用するインターネットにおいても接続する各組織に対して固有のIPアドレスの領域(範囲)がそれぞれ割り当てられる。各組織はそれぞれに割り当てられたIPアドレス領域の中の固有の番号を所有する各コンピュータに割り当てる。
IPアドレスは数字の羅列で人間には分かりづらいというデメリットがあり、一般には英数字を使用した名前(ドメイン名)をIPアドレスに対応させて用いる。例えば、「ja.wikipedia.org」というドメイン名は「145.97.39.155」というIPアドレスに対応する。インターネットに参加する各組織(研究機関、教育機関、企業、プロバイダ(ISP)、協会・団体、政府機関その他)に対して、識別子として(広義の)ドメイン名が割り当てられており、各組織は所有する各コンピュータに対してホスト名を割り当てる。ホスト名とドメイン名をドット(.)でつないだものが各コンピュータの固有名(FQDN)となる。
本来接続先ホストはIPアドレスを指定する必要があるが、(狭義の)ドメイン名とIPアドレスをDNSによって関連づけることにより、IPアドレスに代わってドメイン名を指定することが可能である。
しかし、現在主に使われている規格IPv4が数年後に無くなる恐れがあったためIPv6が開発されたが、プロバイダの設定を変えなければならないのでほぼ全く普及していない。